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学術地区 / イデア



地区のリーダー: モラルズ /大司教 (担当:ベリアゴ)
イメージカラー: 金 / 白

地区の外観

金色の枠、白色の壁が数多く立ち並ぶ。外見は中世ヨーロッパ風の街並み。
中央に大聖堂があり、その周辺には研究所や医療施設、学術関係の施設が多く存在する。

地盤が緩いとされており、地下室などは2階程度までしか作ることが許されておらず、地下施設には深度規定が設けられている。
そのためか、広さを確保したい建物については横に広い建物が多い。

自然保護区に隣接していることや、地区内に自然を取り入れる方針で運営されているため他の地区と比べると街中に自然が多い。

地区に多く見られる産業 主な収入源

医療施設の利用料金や薬代、学校の授業料などが主な収入源。
そのほかには大聖堂の利用者による献金や謝儀を主とする。
研究所については、研究内容次第で大きな組織からの援助金が出る場合がある。

地区に導入されている技術レベル

技術レベルはかなり高く、ほとんど最先端の技術が使用されているが、建築物に統一性を持たせるため装飾などのデザインに変更が加えられていることが多い。
転移装置や全自動で家事をこなす家などが多く、ハイテク化が進んでいる。

医療技術についてもっともとびぬけた技術革新が行われているが、身体を一瞬にして再生させる薬やその治療法は禁止されている。
これらはその技術を巡っての争い事、命の軽視につながることを懸念しての禁止である。

主に地区に住んでいる人々の人柄や生活

勤勉で誠実、優しい人物が多い。余裕がある人が多く、慈悲深い傾向にある。
宗教関連施設が多いため、信心深い人々が多いと思われがちだがそうではなく、信仰するものや、信じるか否かそのもすら自由であるという考えが主流。
地区中央に聳える大聖堂ではありとあらゆる信仰が許されており、己が信じるモノへの祈りをささげる場とされている。
地区としては中立を保っているため、犯罪者であっても立ち入ることができるが、地区内での犯罪行為についてはどの地区よりも厳罰処分が下されると言われており、特に、暴力行為に関与した人物の多くは行方不明になる。
来るもの拒まず、去る者追わずといった様子で、安全であるがゆえに犯罪に対する危機意識が薄く、ほかの地区に比べて騙される者が多い地区でもある。

秘匿情報 地下大規模研究所 / コスモス

※以下の内容を知っているキャラクターの作成/交流については要相談とします

学術地区イデアでは「地盤が緩い」とされており、地下施設の建設は推奨されず、建設する場合も深度規定が厳しい。
深くとも地下10M、およそ二階分ほどの深さまでしか作ってはいけないと決められており、誰しもがそれを信じている。

だが、これは虚偽の情報である。

地区のリーダーであるモラルズの能力、「記憶改変」により、地質学者などを中心とした研究員たちの記憶が改竄されており「地盤が緩い」と思い込まされている。
イデアだけでなく、研究員が多いイデアの人間たちが信じていることを理由としてほかの地区の人間にもそう信じられている。
実際は大規模地下施設の建設に適した土地であり、地下深くに巨大な研究所が敷設してある。
この大規模研究所はモラルズの指示で建設、運営が行われている。

その地下研究所は「コスモス」と呼ばれ、ごく一部の場所から、許可された人間のみが出入りできるようにされている。
コスモスでは主に人体実験を中心とした研究や、違法ドラッグの精製が行われており、「0/ゼロ」や「1/ワン」の精製もここで行われている。
また、イデアでは流通や使用が禁止されているありとあらゆる怪我や病気を治療する為の薬「∞/ムゲン」も精製されている。
「∞/ムゲン」は人外の血肉を材料にして作られている。

リーダーのモラルズはコスモスに出入りを許されているごく一部の人々を「エール」と呼んでいる。
エールたちはモラルズを崇拝し協力するもの、その利益に与ろうとする者、ただただ違法な研究がしたいだけの者と様々である。
コスモスでずっと研究をするものと、ほかに職や役割を持っている者の2通りが所属しており、後者の場合には、モラルズが直々に能力を与えることがとても多い。

イデア所属医療班 / メディックス

Medics(メディックス)

イデアでは医療班(メディカルユニット)の事をMedics(メディックス)と呼称する。
このメディックスは治安維持組織としての役割も持っており、喧嘩の仲裁や犯罪者の確保なども行う。
基本的には中毒者を駆逐する為の組織なのだが、イデアでは他の地区と比べ中毒者の出現率が低いため、中毒者を相手にするよりも、少し困った住人の相手の方が多い。

メディックスは3つの班に分かれており、主に中毒者との戦闘を行うA班と、あらゆる治療に特化したC班と、その他雑務などをこなすE班から構成されている。A班とE班はイデアの外の中毒者の相手をする事は、要請が無い限りない。だが、C班は要請の有無に関わらず、中毒者が出たと報告を受けた場合、地区関係なくすぐさま救援に向かう。C班には非常に優秀な回復系の能力を持った者や、そういった知識を持っている医者が多く存在しているため、感謝される場合が多い。逆に、A班はイデアでは禁止されている暴力や能力などを使う機会が多く、人によっては尊敬よりも恐怖されている場合がある。

メディックスの一員になるには、イデアに在住しており、身分がきちんと証明出来る事が必要である。
その他にA、C、E班のどこかに適性のある能力を持っていることが必要なのだが、大体の住人がそれらを持っているため、メディックスの一員になること自体は難しくない。だか、戦闘を好まず、温厚な人物が多く暮らすこの地区では自ら進んでメディックスに入ろうとするものは少なく、人員の確保に困っている場合が多い。
メディックスはイデアの税金で全てがまかなわれており、危なく面倒な仕事も多いため、賃金は高め。

メディックスの裏の顔

メディックスには一部裏の顔がある。

イデア以外の地区リーダーとメディカルユニットを殲滅する為の特殊部隊としての顔である。
その特殊部隊は特定の者達からはK班と呼ばれており、メディックスの約1割がそのK班にも所属している。
K班を知っているものは非常に少なく、それを知ってしまった者達の多くは既にこの世には存在していないだろう。

K班の人員達のほとんどが、地下大規模研究所コスモス(以後コスモスと呼称)の関係者である。
そのためゼロやワンの性質を知っている者達が多く、中毒者の扱いに長けている。

K班の人員達は、イデアのリーダーであるモラルズと何かしらの深い関わりがあるものが多く、ほとんどの場合モラルズから能力を授けられている。授ける能力は、本人の弱点を補うモノか、他の地区リーダーやキングを打ち取るためのモノが多い。

いつか、モラルズが理想とする世界を作るために、各地区のリーダーとそれを守る人々との戦闘を行う……かもしれない。

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