創作世界観共有「Culaccino / クラッチーノ」の公式サイト


貧困地区 / バニッシュ


リーダーCS
地区のリーダー:バニッシャー (担当:S/煙)
イメージカラー:灰 / 砂

地区の外観

錆びた骨格にぼろ布を繋いだような、建物や住居と呼ぶにはやや不適切な外観のものや、廃墟、廃工場などが目立つ。
一応まだ機能している工場も存在し、さびれた工場街といった風体。
地下街も存在しており、陰鬱で排他的、あらゆるものの掃き溜め。機械油と砂の臭いがする。
入り組んだ工場地帯の古びた崩れやすい足場や積まれた瓦礫のせいで足場が悪く、慣れない人が歩くのは危険。

地区に多くみられる産業 主な収入源

軒を連ねる工場の生産物による収入が多いほか、裏で取引されている情報や物品など。
ところによっては人身売買や臓器売買なども行われているため、もはや無法地帯と言っていい。
といっても、地区全体の運営らしい運営は他の地区とは異なりほとんど行われていないに等しいため、暮らしぶりは個々の生活能力に大きく左右される。

地区に導入されている技術レベル

各種電子機器、交通機関、転移装置まで最新の技術が取り入れられている。
ただし、粗悪なジャンクパーツなどを組み合わせて作られているもののため、いずれも爆発や転移ミスなどの事故が多発している。
住民は慣れているのであまり気に留める様子はない。

主に地区に住んでいる人々の人柄や生活

住所不定無職、出生届もろくに出ていないような身分のない人物、また、訳ありで身分を捨てたり隠したりしている人々が殆ど。
工場で働くもの、闇取引にかかわる者、アルコール依存症、薬物依存症、盗みを働く孤児など様々。
移住してくるものは歓迎するが、基本的にはよそ者には厳しく、利己的である。
ただし、スラムに流れ着いた同胞については寛容でもある。来るもの拒まずだが、いちど裏社会に関われば逃げるのは容易ではないだろう。
この街に秩序らしい秩序は存在せず、正義も鼻で笑われるため、信じられるのは常に己のみ。
自衛できる能力に乏しいのなら、この街を訪れることはお勧めできない。
地区リーダーのバニッシャーでも、彼のルール以外は守らない。

暗黒街 / ニル

「存在しない」暗黒街 ”ニル”
バニッシュの地下のどこか、としか語られない、実在しているかどうかすら眉唾な噂……として語られる超大規模な闇市。
取り仕切る者たちも、出品者も購入者も、皆一様に何らかの覆面をするなどしている。
この世界のあらゆる品が流れ着き、あらゆる品に値段がつく。そこに法律や正義の介入余地はない。
闇市を独自のルールで縛り取り仕切る者たち、通称”ディーラー”が存在し、出品者や購入者の情報は一切公開されず、記録にも残らない。
ただ金と商品のやり取りだけが正確かつ厳正に行われているとされるブラックマーケット。
ただし、”ディーラー”が守るのはあくまで闇市のルールだけであり、トラブルの解消や命の保証などをするものではない。

入り込むにはバニッシュに深く通じる者たちの信用を得るか、莫大な金で情報を買うしかない。
無論、どんなルートで知ったにせよ命が惜しいなら安易な他言はタブーである。
また、この場所では身分は関係なく、ただただ金と商品だけに価値があり、あらゆるトラブルはご法度である。
もしこの場で騒ぎを起こせば、粛々と「処理」され、その後その姿を見るものはいなくなり、永遠に闇に葬られるだろう。

管理しているのはリーダーのバニッシャーではない。
ただ、あくまで「バニッシュという地区の中」なのでバニッシャーが現れることはあり、彼の機嫌を損ねないことは、この場においても暗黙の了解に変わりはない。

バニッシュ所属医療班 / ネームレス

バニッシュにおける唯一正式にバニッシャーが認めている組織。
ただし、バニッシャーは管理体制には一切関与しておらず、全て序列一位:キングの(名前未定/担当:煙)の采配。
中毒者の討伐を行うグループは他にも存在するが、正式にバニッシャーに認められているのはネームレスのみ。

他の地区に比べて正式な管理・運営などが成されているわけではないので、隊長(序列三位:ルーク)に認識されており、隊長から序列認定と腕章をもらっていれば構成員として認められる。隊長としてはキングに認められる必要がある。
バニッシュの医療班は賃金などが発生する正式な職業ではないが、構成員には寝床と食事が配られる。
そのため、戦闘に明るい者であればチェスピースになろうとする者は多い。
序列については混乱やもめ事が発生しないための決定効力のレベルでしかなく、序列四位:ビショップ以下は単なる強さの違いでしかない。

地区全体の暗黙の了解が「己の身は己で守れ」が鉄則で在る為、ネームレスに求められるのは住民の保護ではなく中毒者の討伐だけである。
そのため、人格などは度外視して編成されることもある。
善意で住民を守るチェスピースも存在するが、身内でもない限り熱心に世話を焼こうとはしない。

訓練などはこれといって決められていないため自由行動、良くも悪くも個人主義。
ルーク以下のグループ単位での戦闘や個々の戦闘能力が高く、組織全体での連携能力はあまり高くない。

規律などはこれと言って決められていないが、ネームレスの名前などを悪用すると序列上位のものから序列や腕章の剥奪、処分が行われる。
明確な規律は決められていないということは、バニッシュ特有の「やりすぎ禁止」のルール色が強いということでもある。
つまり、やってはいけないラインを越えた時の「処分」にもまた、厳密な規律が存在しない。
命が惜しければ悪用しないのが賢明だろう。

組織名の「ネームレス」は正式に結成された時の名前ではなく、次第に人々に受け入れられるにあたり名前がないことそのものが名前になったもの。

管理人/副管理人のみ編集できます