【世界観共有】Culaccino

｢0/ゼロ｣｢1/ワン｣の服用で理性を失い、時に異形化したもの。
必ずしも効力がこのような形で現れるのではなく、身体にもたらされた異常な速度の変異に歪な形で適応し、稀に発生するもの。
暴走状態であることがほとんどだが、時々会話ができるものがいる。
会話……といっても、そのほとんどが狂気のただなかにあり、周囲に攻撃されているような錯覚、歪な知覚を持つ。
そのため、非常に攻撃的、被害妄想的で”まとも”に会話ができるものはほとんどいない。

薬の効力によって能力や外見の変質が起こる際に、必ず体のどこかに毒性を持ち光を放つ光の結晶、「核」が生成される。
この「核」は中毒者が零す毒性のある欠片や液体と同質の塊であり、攻撃する際には注意が必要。
「核」を破壊されると中毒者は直ちにすべての能力・機能を失い、光の屑や破片のようなものとなって消滅する。

「歪」というのは人外ほど美しいとされるこの世界においては普通「人間に近い」姿をさす。
これこそが、人間の姿に近いほど忌避される原因にもなっている。

なかには例外的に、より人外に近い姿を持つおぞましいほどに美しい中毒者も存在するという。
その倒錯的なまでの美が、信仰すら生むことがある。

中毒者の外見がどうであるにせよ、体のどこからか光のかけらやくず、液体のようなものを零す個体が多く。
そのほとんどが中毒性や致死性を持つ有毒な物質である。

中毒者はそのほとんどが「自分は攻撃されている」という被害妄想や幻想を抱く。
周囲のものがひどく攻撃的に見え、自分を護ろうとするあまり能力を暴走させることが多い。
何らかの形で自らの毒性で周囲のものを死なせようとしたり、自分の味方として取り込もうとする。

能力が薬の効力によって強化されていたり、複数の能力を掛け合わせて強力な攻撃を放ってきたりする。

中毒者の序列は「医療班/メディカルユニット」と揃えながらチェスの駒の序列で表す。
「医療班/メディカルユニット」のチェスの駒が白で統一して表現されるのに対し、こちらは黒で統一して表現される。
序列一位：キング
序列二位：クイーン
序列三位：ルーク
序列四位：ビショップ
序列五位：ナイト
序列六位：ポーン
原則中毒者は組織化されているわけではなく、単に強さを表す序列、カテゴリーのようなもの。
単純な殺傷能力だけでなく、能力や人外としての性質そのものなど、討伐難易度や脅威度の総合指針として表される。